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「「「衣装がない？！」」」
それは志築くん担当のパーティーだった。
翌日朝一始まるパーティーに、前日から参列者の荷物検査を始める。
声を揃えて驚いたのは私と島谷さん、そして丹羽くんだった。
「配送はすでにされていて受け取りも確認されています」
「いつ受取ったの？」
「えーっと、二日前ですね」
志築くんがPC画面を見ながら確認する。確かにそこには「配達済」との文字が浮かび上がっていた。
「判取りした？」
「まだです」
「問い合わせします！」
「ありがとう」
「他、まぎれそうなところ探すか」
島谷さんが率先して判取りをしてくれるという。丹羽くんは引き出物を集めている場所や他のパーティー参列者の荷物にまぎれていないか確認するといった。
「ありがとうございます」
志築くんは倉庫の方を見に行くという。
もう間もなく終わりそうなフェアの状況を確認しながらプランナーに指示を飛ばしつつ、その成り行きを見守った。
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