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 志築くんは私を窺いながら、腰を引き押し付けた。愛路を動く禊が微かに音を立てる。それを耳で拾って恥ずかしく思いながら、与えられる刺激に、彼が胎内で蠢く感覚にやがて慣れ始めた。  「……!!っ、や、ぁっ、」  そんなぼんやりと彼に身を任せていると、今までとは全く違う感覚に襲われて目の前が恐怖に染まる。  なにこれ、わかんない。  人体の謎を目の当たりにした私は縋るように志築くんを見上げた。  「見つけた、彩羽のいいところ」  「え?…やっ、だっ、ぁあん」  嬉しそうに笑った彼は私の脚を持ち上げて広げるとさっき同じ場所を何度も抉る。  「や、っ、ち、ちひろ、く…っ、んんっぁあっ」  霰もない声をあげなら次々襲ってくる刺激に身体が震えた。まったく未知の領域に足をつっこんだ私はこの先に進めばきっと後戻りできない、となんとなく感覚で理解する。  「や、やめっ」  「やめない」  「やらっ、こ、わっ」  「怖くないよ、慣れるから」  迫り来る波が私を飲み込もうとする。  その波から逃げようと彼に助けを求めたのに、海に突き落とされた気がした。  「ぁあんっ、ひんっ、あっ」  同じ場所を何度を穿ちながら彼は妖艶に嗤う。  さっきまで目に涙を浮かべて「夢みたい」だと言っていた彼とは180度違う姿に見えた。  「イこっか」  「〜〜〜っ!!」  彼の言葉と同時に視界が真っ白に染まり、目の前で何か爆発したようにチカチカと星が点滅した。  身体全身が怠くてもう全て投げ出したくなるほどの倦怠感。くったりとする私を見下ろした彼は器用に繋がったまま私をひっくり返すと、背後から抽送を始める。    
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