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 硬く熱く滾った禊が布ごし押し付けられた。  それだけで、下半身からじゅわりと蜜が滴り落ちる。彼の言葉を借りればこれこそ生理現象。  分かってはいるものの、恥ずかしさともどかしさで頭が変になりそうだった。  「ど、どうして、胸ばっかり」  「男は皆好きでしょ?」  「でも、そんなに大きくないし」  「大きさは関係ないよ。彩羽のおっぱいだから可愛くて触りたくていじめたくなる」  口ではこんなことを言うのに、彼の手つきはとても優しい。他の人に触られたことがないから比較しようがないけれど、それでも初心者の私が優しいと思えるぐらいには気を遣ってくれているようだった。  「ねえ、もっと苛めたい」  「もう、じゅうぶん」  「そうなの?」  キョトリとした声に思わず眉をつりあげた。  さっきから下腹部がキュンキュンして切ない声をあげている。  それなのに、彼は。  「志築くんは」  「智紘」  「…っ、智紘くんは、あんっ」  ブラ越しに主張している硬く尖った先端を摘まれて喉を反らせた。それを待ち望んでいたように、彼は上を向いた唇を塞いで舌を差し込む。  「あっ、ふっ、んあっ」  ねっとりと舌を絡めて唇の端から唾液が滴る。  その快感を受けた脳が合図を送ったかのように、脚の付け根が冷たく潤いを増していく。  「やらしいね、ココ」  「んんっ」  下着の上から擦られれば、クチュクチュと粘着質の音が鳴った。彼は指の腹で優しく圧をかける。隠れた花芽が顔を出し、身体に走る刺激に腰が跳ねた。
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