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―――…。
「ぅ…あ」
「っは…可愛い、こっちおいで?」
「ん…あ、あ、だめ、やぁ…っ」
夜、宿泊先に歩き疲れて帰ったのまでは良かった。
入浴も済ませてさあ寝るぞというところでライに捕まり、どろどろに溶かされて体に力はすっかり入らない。
「やじゃない。ほら、ここ、腰落として?」
「ぅ、や、こわい」
「怖くないよ。ほら、俺の事埋めて?レイラ、お願い」
「~うう、ズルいぃ…」
ベットフレームを背に座るライの上に乗せられて、いやいやと首を振れば甘く優しく懇願される。
質の悪いお願いに、断りたいのにその気持ちに答えたい思いが大きくなってしまって困るし、それをライはきっとわかってやっている。
そっと、体の体重を下に落とすと、硬い感触が先程までライの指によって解されていた口に触れる。
その感触に思わず体が固まって、どうしても先に進めない。
「ぅ…ライ、たすけて…」
「っ可愛いなもう…。腰、支えてあげるから、ゆっくり落として?」
「ん…。ふぅう……んん、ぁ」
腰に添えられた大きくて熱い掌の感触に頭がポヤポヤする。
再びそっと腰を沈めれば、体の中にライの熱が埋まっていく感覚がいつもより何故かすごく鮮明に伝わってくる。
「ぁ、ぅ…らい、も、こわい」
「ん…っ、あともうちょっとだから、ほら、いい子…ぎゅってするからおいで」
「ん!ぁ、ライ、ら、ひあぁっ!?」
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