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回収後、集計結果。
俺4票。
千刃院1票。
「っておい!満場一致で俺じゃねぇか!どうなってんだこれ!」
俺が投票したのは千刃院。残り全員が俺に投票したのは流石におかしい。
「おや、何かご不満でも?」
「不満も何もここは普通に千刃院でしょうよ!お前ら!訳を聞かせろ訳を!」
千刃院曰く、
「賑やかでいいなと思って」
木吉曰く、
「元気が良かったから」
冬和曰く、
「声が大きかったので……」
古月曰く、
「……なんとなく」
「全員適当じゃねぇか!」
大多数が声量で1人がなんとなくだった。尚の事嬉しくねぇ。幼稚園じゃねぇんだぞ……。
「スムーズに決まって良かったですね。では縄門君が委員長。1票入った千刃院さんが副委員長という事で、お2人は異論はありませんね」
「はい!大丈夫です!ねっ委員長!」
「ぐっ、わーっかりましたよぉ」
千刃院の元気が良過ぎる。こっち見て笑ってるし、断るに断れねぇよ……。
先生は満足そうに頷く。
「大変よろしい。では、少し時間が余ったので私から皆さんにお話しておく事があります」
そう言うと先生は教卓に手を置き話す姿勢を作った。
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