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「結婚して良かった。」
「本当に元気だね。」
「今夜も燃えるよ。覚悟してね。」
鈴音さんの腰に手を回して微笑むと、鈴音さんが手で顔を覆う。
「恥ずかしいから、やめて。」
「もう恥ずかしいの?」
「カッコいい佐々木さんは苦手。」
たった数日ぶりなのに、鈴音さんに『佐々木さん』と呼ばれた事に、ゾクッと鳥肌が立つ。
「呼び方が変わるのゾクッとするね。」
言いながら深くキスをする。
「・・・間違えちゃった。」
キスの合間に、鈴音さんが呟き、それにまたゾクリとする。
「鈴音さん、このまま、しよ。」
「佐々木さんのスイッチが、よく分からない。」
「俺も。」
苦笑して、またキスをする。
そのまま、予告どおり、燃えてしまった。
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