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縄の世界
縄の世界は奥が深い。
SMと言ってしまうと、なんだか安っぽく聞こえてしまう。
縄には、種類も色々あれば、くくり方も沢山ある。
動いたら締まっていくくくり方も有れば、その逆もある。
一本でくくっていると思えば、パパは半分にして2本でくくる。
縄の跡をワザとつけるやり方、つかないやり方。
しかし、くくって貰う側からすれば、その縄の跡をつけて貰える事に又幸せを感じる事が出来る。
パパは、私に縄を扱う時はよく鼻歌を歌う。
…楽しいらしい。笑
私は、そんな楽しげに縄を扱うパパを見るのがとても好きだった。
いつからか腕や足首にワザと縄の跡を残し、美子さんに見せつけるようになった。
美子さんは、すぐに縄の跡に気付いたし、とても敏感に反応を示した。
私は、パパから大事なモノを盗む美子さんがとても嫌いになっていたし、私も嫌われているのはわかっていたから、いつからか私は女の部分でも抗うようになっていた。
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