忠  義

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数回目の仕事でしたが 今回は“労働”に関する法改正。 これを変えることで 数パーセントの人が難儀を被る 可能性のあるものです。 心に“引っかかり”を感じながら “ソツナイ”、国の方針に、 国会において通過し易い様子に 添った書類を作成して 出発した新幹線の中で届いた 忠犬の訃報。 祖父の言っていた“雑念”のある 私の仕事は、 誰に対する“忠”なのか… 国ならば、守るべきは 国という器ではなく 国民ではないのか… 私にあった“引っかかり”が 再びカリカリと 自身の中で嫌な音を・・・。
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