1日限りの愛を君に使います

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「てめぇ、ここに何しに来た?」 その声、その容姿、その圧倒的存在感、そう 私が一目惚れした男虎だった。 私はヤンキーだろうとそうでなかろうと 真っ直ぐ目を見て言ってやった。 「アイと言います。好きです。付き合ってください」 そう言い放った一瞬、男虎の表情が乙女になったような気がした。 「いいぜ、明日の放課後、学校の校門前に集合だ」 私は目を輝かせ首を縦に振った。 私の人生初の恋が始まった。
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