1.セピア

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「永岡くんのことがずっと好きでした。 つきあってください!」 そんなな告白を受けたのは、中2の5月26日。 日付まで、はっきり覚えている。 まさか、学年で一番かわいいと言われている青木に告白されるなんて思ってもみなかった。当然、浮き足立って調子に乗るわけで。 放課後、サッカー部の練習でミスを繰り返し、レギュラーを外された。猛烈にダサい。 青木は、次があるよってなぐさめてくれた。逆に笑い飛ばしたのは花梨。 「何それダサ! くるみに嫌われないようにね〜。 こっちはがんばってアシストしたんだから。」 にやにや笑っている花梨の顔が少しだけ普段と違って見えたけど、この時はなんとも思わなかった。
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