0.プロローグ

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0.プロローグ

彼は、いつも泣いていた。 私は、そんな彼をいつも抱きしめて、慰め、励ましていた。 彼は、初めて保育園で会った時から、私の天使だった。 彼を、笑顔にできるのは私だけ。 彼を、本当に理解できるのも私だけ。 私だけは、彼の全てを受け入れられる。 その事実は、幼い頃からずーっと変わらないと、本気で信じていた。 あの頃は……。
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