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それから数ヶ月経った今日もまた、純は嫌がらせを受け、私は純を救うために駆けつけた……というわけだ。
さしずめ、純が私のお姫様で、私は純にとって正義のヒーロー……といったところか。
「ねえ、四葉ちゃん」
「なあに?」
「もしさ、僕がいつか女の子を好きになれる日が来たら……四葉ちゃんがいいな」
突然の提案だった。
あのバレンタインチョコをあげた頃から、そうなったらいいな……と願っていたことだった。
私は、にやけそうになる自分の顔を見られたくなくて、一瞬俯いた。
その上で、あえてバラエティを見ている時のように
「あはは。無理無理」
と、大声で笑ってみせた。
「何でよ!やってみないと分かんないよ」
「分かる分かる。だって……」
私は、純の顔を両手で挟み、顔を近づけてみせた。
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