浅川啓介

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浅川啓介

あー、カッタリィ。 ふざけてんのか?と彼は思ってる。 オレの普段の暮らしはそんな特別じゃない。キチンと朝起きて、8時に起きる。それから朝飯を食べて、会社に向かい、働いて終わるのは3時半だ。して居る仕事は、プライバシーなので、言いません。僕は今のコロナ禍の中、働いている数少ない部類に入ります。本とか出してそれなりに売れてたら良いんですけど、現実は、ただのしがない会社員なので、大金持ちでもなく、在宅ワークでもありません。これは完全な趣味でしていることなので、僕は有名になりたいとか言う気持ちが全くなくて、自分の好きな音楽が、自由に制約されずに作れる環境がネットだと、想いここで活動してます。多分、部類ではインディーズになり、いつか世間に一泡吹かせてやろうと目論んでいた時期もありましたが、長く生きてると、有名になることより、生き延びたいと願う様になり、コツコツと、自作の歌を作ってます。昔の音楽とかは、普通すぎて眼中に無かったけど、昔には昔の良さがあって永くヒットして居たと言ってる先輩もいたので、それも一理あると、参考している。巷の音楽は、最近は自己アレンジして自分で好きな様に、歌ってる。メロディラインは、忠実に再現してない。けど、メジャーな人らだから、合わせた方が聞いてくれる人たちは多いから、なるべく最近は聞いてから歌う様にしている。他人の歌歌うのは、あんまり好きじゃない。特に新しい人とかは殊更。でも、それじゃオレは、世間から爪弾きにされるんだな、って最近悟って、今は新しいものにも、魂込めて歌っている。つくづくオレってやつは歌うことが好きなんだな、と我に帰る。歌った時の爽快感がたまらなく、オレはこれは、一生オレの趣味だな、と確信している。今の歌は、かなり狂っている。病んだ歌ばかり。昔だとそれおかしいよ?と言われた様な、犯罪心理に踏み込んだ歌が多い。獰猛な異物みたいな作品が沢山出来ている。それを聴いていると、この世界には、何が起きても、ある日明日命を終えても不思議じゃないと思わされる事が描写されて居て、僕は本当に、不幸な世代に生まれたんだな、、と嫌な気分になる。誰が読んでるのかもわからないものを、自分が良いと思ってもないものが、いいねされたり見られたり。正直、気持ち悪い。オレは、本当に自分が優れているのか?イマイチ、自覚できずに居る。誰かが、カッコいいと言ってくれたら、とりあえず満足だ。そんな毎日を繰り返している。
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