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携帯を開き息を呑む。何度も確認をした。表示された日付は、七日。
「な、七日!?」
昨日は三日だった。今日はまだ、四日のはず。
『七日。お前は此処にいる。罪により、死亡』
『答えろ 答えろ 答えろ』
ラインは届いていた。理解ができない。
青木先輩の部屋を見渡す。デジタル電波時計は携帯と同じ時刻を表していた。日付は、七日__ どうして!?
送信者の無いライン。バスジャック。カフェの事件、放火未遂。
今日は四日のはずが、それから三日も過ぎた、七日になっている。
三日間の記憶が無い? どうして?
ネカフェからファミレスに行って、青木先輩のアパートへ来ただけなのに。空白の三日間なんてあり得ない。
バタンッ!
玄関ドアが開く音。青木先輩が帰って来たのだと思った。そう思った瞬間、リビングの横戸が開く。
「おかえ……!?」
後ずさった。見知らぬ男が刃物を片手に立っている。
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