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バク5
僕は夢を食べます。
大好物は甘い夢。
だけど皆がくれるのは、
苦い夢ばかりなのです。
苦い夢は嫌いです。
仕方がないから食べるけど。
腹ペコで消えてしまう勇気は、
僕にはないですから。
バクの呟きは毎日一行ずつ増えている。
そして相変わらず私はその世界観に癒されていた。
同じ呟きを何度も何度も読み返しては、その言葉を紡いでいる主を思い浮かべる。
素敵な女の子が考えているのかな?
それとも以外に厳つい男の子?
先生だったりして…。
誰だとしても良い。
無理に探し出す気はないが、その人物に行き着いた時はお礼が言いたい。
「毎日ささやかな癒しをありがとう」って。
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