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二人は高校生になった。
リキはフリースクールに機嫌良く通っていた。
スクーリングの帰途、駅前でカナゴンに出会った。
「おう!」
「おう!久しぶり!」
「元気そうなのはいいけど、お前なんでネギとかぶら下げてるわけ? 」
リキが持っていたマイバッグを見てカナゴンが聞いた。
「これ? 夕食の材料に決まってるじゃん」
「えー! お前、料理すんの? 」
「あ、俺、料理すんの嫌いじゃないもん。上手いんだぜ」
「わお!すごい!お前さ、その食材もってウチに来てよ!んで、俺にも晩メシ喰わせて! 」
「なんだよ、いきなり。お前の晩メシないわけ? 」
「もうさー、手作りのメシなんて1年以上喰ってないぜ」
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