怒リング

23/27
前へ
/28ページ
次へ
「え!?」 ───それってつまり新しいベッドで・・・!?でもついさっき彼氏と別れたところだし、私達知り合ったばっかりだよ!?いや、7年も一緒にいて全部知られてるのか。けどお酒の勢いでなんて漫画じゃないんだから・・・まぁ、歳重ねてそういうのもありかななんて思ってはいたけど・・・私のことずっと好きでいてくれたんだし、イカメ・・・イケメンだし・・・。 顔がかああと熱くなりながら頭の中は妄想が膨らんでいる。『いいよ。』と言おうとした時、イカメン君の冷たく尖った氷柱(つらら)のような声が突き刺さってきた。 「そういう意味じゃない。」
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

53人が本棚に入れています
本棚に追加