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マンションの屋上で待っていてくれたイカメン君のところに行く。人間の姿に戻った彼は、別れを告げるのは多少なりとも辛いだろうから終わったら一緒に飲もう、と言ってくれていたのだ。
イカリングをはじめ、『あたりめ』や『さきいか』、『いかそうめん』をつまみにお酒はどんどん進む。イカメン君は話し上手で笑わされてばかりだったし、ずっと前から知っているみたいに居心地がよかった。
「〆はイカスミパスタ作ろうかな。付き合ってくれてありがとね。やけ酒なのにめっちゃ楽しいよ。なんかお礼しなきゃ。」
すっかり酔ってそう言うと彼は突然真顔になった。
「じゃ、お前の体を頂く。」
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