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12.意味を知る
1159年12月 平治の乱で敗れた父、生き延びたのは母親の常磐御前ネコ様と頼朝サル様と義経ライオン様だけだった…でもそれは、皮肉にも兄弟同士の争いになって行く。
「今で言うと、政治がらみかな？」
「まぁそう言うところだろう。仕方ないっちゃ仕方ない。頼朝サル様は指示はすれど実際戦ったのは、従兄弟の義仲イヌ様と義経ライオン様らしいからね。」
「…ずるい！…あれだけの運動神経じゃオリンピック選手めざせるし、あれだけの美貌だとジャイニーズに入れそう…。可哀想。」
「時代だからな。」
「俺らこの時代に来たってことは、やっぱり義経様と関係ありそうだな？」
「うん 少しは。その意味を知るためにこっちに来たかも知れないし…でもわからない」
俺らはそんな話をしながら日々を過ごした。
義経ライオン様の平泉を立つ日が近づいてきた。俺らは何か出来ないか考えていた。
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