読まなくていいです

おみくじ

　基本的に落ち着く場所が好きなので、神社に行くこともしばしばあるのだが、最近2週間に1度くらいの感覚でおみくじを引いている気がする。
　おみくじマニアというわけでもないし統計的に分析したわけでもないが、それなりに引いてると何となく分かってくることがある。

　大体のおみくじは「さあ、油断せず行こう」を、言葉を変えて伝えているものだと感じる。ので、大吉とか凶とかの結果は友達と共有するときのネタ程度にとどめている。

　ところで私は今1人暮らしをしていて、単独行動が大好きで、自分から遊びに誘うこともあまりないので、他の人より1人の時間が多いのではないかと思う。
　1人だと共感や警告などをしてもらえる機会が減るわけで、良くも悪くも我が道を行きがちだ。

　おみくじの内容が「さあ、油断せず行こう」だと分かっているにも関わらず思わず引いてしまうのは（一応言葉を選ぶと）神様からのお告げ的なものを通じてそれを再認識したいからなのだと思う。
　私はわりと意志が弱いので、物事を疎かにしてしまう瞬間が必ずある。おみくじの内容を読むたびに、自分の行いが疎かになってないか振り返ることができる。

　とはいえ、無理をしないのが私のモットーである。「さあ、油断せず行こう」だと頑張り過ぎて逆に腐ってしまいそうなので、「ふむ、なんとなく気を付けよう」程度で毎日を過ごすのだ。