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「無理矢理は止めて下さい!」
「あなたが言うことじゃないでしょ?!」
「ハルの前で言い合いはやめねーか?」
俺はハルを怯えさせたくなかった。
「ぼく、あのおじさんキライ。」
一言、ハルが呟いた。
そうか、そうなのか。
俺はその言葉で決心した。
「ハルは俺と爽が育てる。」
「そうだね。僕もそう思ったよ。」
俺達は、顔を見合せて、目で合図した。
「そんなことできるわけないでしょ?」
「姉貴についていくよりはマシだと思う。」
「ママ、ぼくここがいい。」
またハルが呟いた。
そうだよな。
3人がいいよな。
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