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俺が2人と入れ替わりに風呂に入ってリビングに帰ってくると、笑いあいながら話している2人がいた。俺はハルの笑顔なんて見たことなかった。ハルは叔父の俺より爽に心を開いているのか?
「ハル、もう寝る時間だぞ。」
「…。」
「いつもは姉貴と寝てるのか?」
「…。」
俺の質問にはハルは答えない。
爽が見かねて喋りかけた。
「ママと寝てるの?」
「ひとりで寝てる。」
「じゃあ、空いてる部屋で寝れそう?」
「怖い…。そうくん一緒に寝て?」
「わかったよ。一緒に寝よう?」
は?俺の意見、無視か?!
「じゃあ、布団もしいて3人で寝よう。」
ハルは俺を睨んだ。
「ベッドで爽と寝ろ。俺は下で寝るから。」
「…。」
「そうしようか?ハルくん。」
「いや。そうくんと2人で寝たい。」
ああ?!とことん俺と爽の邪魔したいのか?!
俺は姉貴が来るまで爽と離されるなんて無理だ!
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