普通のＪＫのあたしに、ある日、突然、イケメン秘書が付きました！

あたしは、両親が死んだのと同じくらい、びっくりした。

「あの、何かの、間違えでは？　あたし、普通の女子高生です」

「いいえ。あなたです」

その、自分で、イケメン秘書と名乗った、三神は続けて言った。

「桃沢結衣。１６才。新海高校一年三組。出席番号２３番。
得意科目、なし。苦手科目、数学。成績は、中の下。親友の名前は、板倉真美。好きな男性は、同じクラスの、渋谷海人」

「わーーー！」

あたしは、叫んでいた。

渋谷君が好きなことは、親友の真美にも言ってない！