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一気に熱が押し込まれて奥まで突かれる。 久しぶりの感覚に、思わず涙が滲んだ。 待っていたような、欲しくなかったようなその熱にカラダが素直に悦んで腰を浮かせれば、わたしの上で快楽に顔を歪めた流川が、わたしを見て笑う。 「もしかして、これだけでイきそう?」 「や、ッ…まって、ぁ、」 「お前さ、やっぱ全然慣れてねえだろ」 「…っあ、……やっ、」 「……つーか、あんま締め付けんなよ、加減もわかんないの?」 「や、わか、んなぁ、」 「…、やっぱもういいわ、はやくイけば」 「っあ、ッ…‼」 まるでわたしのことを考えていない前戯だったくせに、押し入ってきた熱はわたしの気持ちいところを一瞬で見つけて攻め立てる。 何にも知らないくせに、わたしの弱点を探すように触れる唇も、指も、ちっとも止まってはくれなかった。 そのままあっという間に絶頂を迎えて、ナカをきゅう、と締め付ければ、 わたしを見下ろしている冷たい瞳が、わたしに近づいてくる。 こんなにも身体が火照っているのに、熱くてどうしようもないのに、そんな瞳で私を見ないで欲しい。 わたしのことなんてどうでもいいと、言われているようだった。 「なに、これで終わりなつもり?」 「──ッ、ま、って」 「俺は全然満足できてないんだけど」 「ま、って、」 「待たない。清原のせいで、思い出したくもないこと思い出したんだわ」 「しらな、…っぁ!」 「責任取って、慰めろよ」
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