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天使降臨
buショップの受付嬢を見た俺は雷に打たれたように立ちすくんだ。
「て、天使……」
紺の制服を着こなした彼女は俺に優しく微笑んでいる。
(そうか、今日の一連のムカつく出来事は、すべて彼女に出会うための布石だったんだ……)
部屋で散々怒って悪態をついていたことなどコロッと忘れて、俺は彼女に見入っていた。
「本日はどうされましたか?」
彼女は声まで麗しい。
「あ、はい。bu payでマイナポイントを申し込みたいんですけど……」
「ありがとうございます。それではこちらへ」
彼女の後ろを夢見心地で歩いていると、端末の前に案内された。
「こちらの端末はマイナアプリに対応しておりますのでどうぞお使いください」
そう言うと彼女はスタスタと席に戻ってしまった。
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