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とにかく…
私は紗也と2人手を取り合って、強くたくましく?今まで生きてきた。
幼なじみの佑都の両親にもご飯をご馳走になったり、すごくお世話になった。
そのことはうちの親も感謝してる。
『確かに自由なのかも知れないけど、おじさんを追いかけたおばさんの気持ち、俺はわかるな。好きな人の近くにいたいって…それはすごく大事なことだと思う。夫婦だったら側にいて当たり前だしな』
今日は…どうしたの?
何だか真面目なこと言うんだね、佑都。
『好きな人…か』
私は思わず憧れの人を頭に思い浮かべてしまった。
『何だよ、そんなしみじみ言って。陽愛は好きな人いるのか?』
『えっ、そんなこと…』
慌てて浮かんでた顔を消す。
『…ま、まあいいよ。とにかく頑張れ。俺も将来は海外でバスケしたいし、いろいろ頑張るからさ。じゃあな、また。長湯し過ぎてのぼせるなよ』
『あ、うん。また明日』
何だか急に慌ててる?
私のマンションまで送り届けてから、佑都は右手を上げて、足早に帰っていった。
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