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幸運なことに、歌劇団の主催者はセイラーに興味を持ってくれた。
セイラーはその場で歌えることになった。
歌を聞いた途端、主催者はマジーナをみて大きく頷いた。
かくしてセイラーは歌劇団に入ることになった。
普段の練習はロメロに送り迎えをしてもらい、セイラーは歌劇団に通った。
セイラーの歌は団員たちも手放しで誉め称えるものの、やはり舞台上で踊れないため、しばらくは練習生として過ごすことになった。
舞台に立つことはなかったが、練習でも歌うことが出来ることにセイラーは喜びを感じていた。
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