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セイラーの母は、幼いセイラーにこの事を話さなければならなかった。
その日、母は泣きながら話をした。
セイラーは母と離れたくないと大声で泣いた。
セイラーには、この家を出ることの意味は分からなかったが、母も辛いということ、そしてサーカスに入れば好きな歌を歌うことが出来るということはわかった。
母に抱き締められながら、セイラーはサーカスに行くと言った。
そして母と息子はまた大声で泣いた。
かくしてセイラーはサーカスに入団することになった。
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