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「それでも‥アリーチェと一緒に、これからも、子どもたちに歌を楽しんでもらいたいと思っています。私の目のことでアリーチェには迷惑をかけると思います。それでもアリーチェがいいと思ってくれるなら‥」
アリーチェは思わず叫んだ。
「いいに決まっているわ!」
セイラーは笑顔になった。
勇気をもらえた気がした。
「アリーチェのお父さん、お母さん、どうか、私とアリーチェがここで暮らしていくことを許していただけないでしょうか。」
少し間をおいてロメロが拍手をした。
次の瞬間、まわりの村人たちから盛大な拍手が巻き起こった。
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