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「その歌のお陰でこうした今日お会いすることが出来ましたね。全てお母さまのご苦労の賜物です。」
アリーチェの父はセイラーの母の長年にわたる苦労を労った。
セイラーの母も嬉し涙を流した。
「さて、改めてというわけではないが、先ほどセイラー君から求婚があったわけだが、」
アリーチェは改めて言われると恥ずかしくてたまらなくなり、下を向いていた。
「私達夫婦は異論はありません。あんなに素晴らしい舞台はお金を出しても見れるものじゃない。それを可能にしてくださった村の方々、ロメロ夫妻、子どもたちの純粋さや暖かさ。そして妻と娘と奇跡のような出会いを果たしていたこと、すべてが運命と言うべきでしょうな。」
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