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アリーチェの母も大きく頷いていた。
「ここへ来るまでは娘を連れて帰るつもりでしたが、いやはや本当に来て良かった!そう言うわけで、二人の結婚を晴れて祝福するということでよろしいですかな?」
アリーチェの父は全員の顔を見回した。
アリーチェはセイラーの手に自分の手を添えていた。
セイラーの母も笑顔で息子を眺め、ロメロも涙を流して頷いていた。
「では、決まりですな。セイラー君、アリーチェを頼みますぞ。アリーチェ、セイラー君をしっかりと支えるのだぞ。」
「はい!」
セイラーとアリーチェは同時に返事をして、そこにいる全員が声を揃えて笑った。
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