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なるほど、俺に天使の仕事は向いていなかったらしい。情が湧いて迎えるはずの魂を見逃すなんて、天使失格だ。もしかしたら、作者は俺のヘタレっぷりを作り込んだ上で仕事をさせなかったのかもしれない。仕事ができないのは自分のせいだと思わせないために――いや、ただ単に書ききるのが面倒だっただけだろう。どちらにせよ俺にそれを知る術はない。
さて、作者が描写してくれるかはわからないが、俺は天界の転職センターへ足を運ぼうと思う。天使ってのは魂を迎えるだけが仕事じゃないんだ。
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