報われない気持ち

24/26
135人が本棚に入れています
本棚に追加
/392ページ
藍「そう見える?自信なんて全くないよ。 でも慧くんには言っておかないとなって。」 藍は柔らかく笑い、慧はその笑顔をじっと見つめた。 慧「本気なんですか?あいつの事。」 藍「当たり前じゃん。 俺は本気じゃない子に好きだなんて言わない。」 慧「……俺、あいつにキスしました。」 藍「……そうなんだ。どう? それで少しは夏波ちゃんに意識してもらえた?」 慧「なんか性格悪くないですか? あなたのお父様はいい人なのに……。」 お互い一歩も譲らず、言い合いがヒートアップする。 藍はあくまで笑顔を崩さない。
/392ページ

最初のコメントを投稿しよう!