星彩の誄詞─セイサイのルイシ─

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 ……夢からさめた夢を見た。  儚くわれた波うち際の泡みたいに、浜と海のさかいめでわずかな時間あらわれていた、たった一つの淡い夢。  もしかすると、本当に起こったものではないのかもしれない。  けれど、あの日の証は今でも僕の中にある。  十七歳の、あの夏の日の想い出を、せめて歌として残しておこうと思う。  曲名は何にしようか……さしあたりこんな名前を当てておこう。
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