Goodbye Happiness -24-

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11.  " Pennies From Heaven 棚ぼた "   「そ、だよね。私はまたひとつ罪を増やすことになるんだろうね」  「産まない選択は?」  「ないっ! それは不思議とない。産まれてくるの楽しみぃ~」  「馬鹿野郎!」  「うん、アタシ、バカ」  「・・・してやるよ、オレが」  「・・?」  「オレがその子を認知してやるよ。その代わりオレのお袋と親父と俺に その子抱かせろよ。それで貸し借りなしにしてやるよ」  「・・・」  「おいっ、聞いてんのか?」  「ほんと? おじちゃんやおばちゃんに怒られない?」  「3人の中で今や俺様が一番力があるんだぜ。  文句は言わせねぇー!それに孫抱かせてやるんだから、有難く 思いやがれ、だ」  「てっちゃん、 てっちゃん、ちょびっとそれ、むちゃくちゃだよー」  「安心しろ。認知のことは心配しないで、いい子産みな。  それとワシはその子の父親になるのじゃから そちもここへは適度に見舞いに参れよ」  「てっちゃん・・」  「大丈夫だよ。俺のことを信じろ。もう俺休むわ。ぼちぼち帰れー」  こうして棚からぼた餅が落ちてきて、子供の父親を確保することが できた。 『てっちゃんに足向けて寝らんないねー』 誰にともなく呟いてみる。  そしてそののち、てっちゃんのお蔭で両親や姉からも不承不承ではあるが、 育の元から潔く? 去ることを了承してもらえることになった。
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