Goodbye Happiness -24-

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13. " He's Popular With The Ladies. 大モテ 1 "  弁護士の放つ、ひとつひとつの言葉に俺は悔しさを 噛みしめるしか術がなかった。  景子の上司だった石野剛、地獄に落としてやる・・と その時誓った。  部署が違っているため奴は知らなかったようだが、石野の勤める会社は うちの会社の元請けで、俺たち夫婦の仲人は俺の会社のお偉いさんだ ったことで、石野への制裁はすざまじいものになった。  不倫などに甘い会社もあるらしいが我が社の社長、部長から 相手方の会社にすぐに話がいき、相手方は仕事を切られては 大変と、すぐに石野の会社の上層部は動いた。  なまじ組合員でなかった為、石野の処遇として奴は簡単に僻地へ 左遷させられた。  俺や石野の奥さんへの慰謝料諸々返済後はいろいろ理由をつけて 首にする算段はすでについている。  それは5年後なのか、10年後なのか。  石野ぉ~、稼いでくれよぉ~。    目を光らせてくれている今の会社に奴がいる限り、取りっばぐれも ないだろう。  石野の元妻だったさとみさんと俺は、お互いの傷を舐め合っているうちに 身体の関係へとなっていった。  離婚してみて初めて経験した超モテ期。  社内でも社外でもいろんな女性から声を掛けられて、かなりモテる。  ホテルへ誘ってもふたつ返事でホイホイ付いてきそうな女性が 片手で足りないほどなのには、笑えた。
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