240人が本棚に入れています
本棚に追加
14.
" He's Popular With The Ladies. 大モテ 2 "
そしてさとみも、例外ではなく、すぐにそういう関係になった
わけだが・・。
しかし、将来に向けての付き合いができるのかと問われればお互い
単に身体だけの関係で終わりそうだった。
彼女にもこの点は確認してからの関係で、彼女も今だけの
関係で構わないということだった。
なので景子のことは落ち着いて考えられるようになったら
やり直す方向で再婚のことも考えなきゃなぁ~、その頃までには
さとみさんとの関係も清算しないといけないしなぁ~、、などと
俺は余裕をかましていたのだが。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
翌月からばったりと景子が家に通って来なくなったのだ。
最初は体調でも崩したのかな? くらいに思っていたのだが
1か月が過ぎても彼女が俺の部屋に訪れることはなかった。
景子が自分の前からいなくなったことで、均衡が崩れたのか
別れをどう切り出そうかと思案していたのが嘘のように
さとみとの関係は自然消滅してしまった。
片方だけが執着して揉めることもなく、で終わり、内心
俺はほっとした。
景子がいなくなり、気がつくとさとみも前を向いて
歩み始めたようで、俺は本当の独身に戻った。
モテ期到来で女には不自由しなかった。
しばらくはふたりのいない穴を補うように時々彼女たちの
うちの何人かとたまのデートを楽しむ生活に突入していった。
最初のコメントを投稿しよう!