Goodbye Happiness -24-

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2. " Cold Stare 冷たい視線 "  すぐさま、弁護士と育がメールでのやり取りを検証している。  「脅されたってどういうことなの? 」  母が問う。  「フーム、確かに奥さんは何度も会うことを拒んでおられますね」  メールに目を通しながら弁護士が言った。  「君が一度目に一緒にホテルなんかに付いて行かなければ 脅されることもなかったわけだ! 」    そう言って育が私を責める。  「ごめんなさい、あの日はどうかしていたの。  いつもと同じくらいしかお酒は飲まなかったのに、すごく酔って しまって・・。  上司と一緒にホテルに入ったのも分かってたんだけど、頭が モーローとしちゃってて、何で私突っぱねて帰って来なかったんだろうって、ずっと後悔してた。  だけど、どーして・・? 」  「どーして、バレたかって?  君とヤツが一緒にホテルの部屋にいる写真が家に届いたんだよ。  誰が送りつけたか分かる?」 「私がこの間の誘いを断ったから、その嫌がらせだと思う」  「この上司の石野ってこと? 」  「うん、たぶん」  「で、景子さん、どーするつもり?  俺にどうやって詫び入れてくれンの? 」  夫の冷たい台詞と周囲の戸惑いのある冷ややかな視線に私は 耐え切れず、消えてなくなってしまいたいと思った。  「まぁ、どんなことをしてもらっても信頼は戻ってこないけどな」  育が吐き捨てるように言う。
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