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あの日から
あの日から
僕たち
あなたと僕は
村の方々のお蔭で
生きている
いや、生かされている
あなたは、いつも
ありがとうございます
そう
唱えるように
言っている
それは、僕もおなじだ
あなたには
女性のしるしは、無い
それでよかった
僕たちは
安心して愛しあっている
子供が、出来たら大変だからだ
愛しあっているとき
あなたは、幸せそうな顔をする
それは、僕にとっても幸せなんだ
戦後一年経った
あなたは、なぜか
どんどん元気になっていく
生かされている
そう思うと
嬉しくて、、
町に、一軒のラーメン屋がある
美味しいし、店主はにこやかだ
小さなトラックを借りて
町まで
あなたの好きな
ワンタン麺を食べに行った
あなたは、美味しいと、泣きながら食べていた
店主は、ワンタンと
小さな鍋に、スープを入れて
持たせてくれた
美味しいと、泣かれたのは初めてだからね
嬉しいよ
そう言って、店主も泣いた
嬉しくて、堪らなかった
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