第壱夜:ハウスルールによって勝ち方も変わる

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 しかし、【順位点】では狙い目が全く違います。  3位は、1,000点のノミ手でアガるだけでも、2位に浮上し、21,000点の価値があるのです!  となれば、2位だって、ノミ手でアガる事で、2位を死守するのは【2万点】の価値があるのですよ(これらに該当するアガリを揶揄(やゆ)するのは考察不足と言わざるを得ません)  さらに、2位はリーチにも気を配る必要があります。  3位がリーチをかけてない状況で、2位がリーチをかけて、親がツモったり(2位3位の支払う点数が同じ)、流局した場合(3位もテンパイ)、親の聴牌(テンパイ)に関わらず【アガリ止め】でゲームセットし、3位に転落するという【実質2万点リーチ】なので、安易にリーチを掛けるのは、非常に危険なのです。  もうひとつ‥‥例:サンマ3回戦打った平均点が同じ35,000の元返しだった二人の雀士が居たとします。  一人は、1位・2位・3位。  もう一人は、2位・1位・2位だったら‥‥?  前者は【トータル±0】ですが、後者は【トータル+20】なのですよ!  普段から【オーラス】での【順位アップ&順位死守】を重視する事で、トータルプラスを目指す。  これが、理系脳の偉関西流【順位点考察】なのです。
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