第拾弐夜:スジと引っ掛けは紙一重

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 よく、配牌で、1.3.5など【リャンカン】と呼ばれる形が来ます。  偉関西流では【4.6.8=ヨーロッパ】【3.5.7=七五三】と呼び、究極の【2.4.6.8=西ヨーロッパ】を含め【奇数しかない!】とか【偶数しかない!】など、配牌が悪い時の笑い話にします。  仮に、ヨーロッパの5.7が埋まらないままテンパイすると、4or8を切って、カンチャン待ちリーチを掛けるとします。  この時、4を切る場合を【モロ引っ掛け】と呼びます。 【4切りリーチ】に対応した【スジの7】を切ったらロンされるというスジ理論殺しが成立し、リーチ牌そのもので【引っ掛け】てるので【モロ】が付くという訳です。  自分の捨て牌から【スジを切るとロン】できる【引っ掛け待ち】になるよう、カンチャン・ペンチャン・シャボ・単騎待ちリーチを仕掛ける事で、放銃してもらおうというのも立派な戦術なのです。
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