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…でも。
少しだけ、他者の文化を受け入れることは出来ませんか?あなたの価値観も、他者の価値観も、お互いに認め合うことが出来れば、争いはなくなります。
強要されている…と、取るのではなく、他文化を受け入れる、と考えてみてはどうでしょうか。」
「……‼︎」
あ、ちょっと言い方がキツかったかな。
この人、引いちゃったかしら…
バタバタバタ
「愛! こんなところにいたのか!
もう鈴木神父、完全に用意できてるよっ!
お前、着替えもしないで…」
「あ〜ごめん尊(たける)!
ちょっと、トラブルがあって…」
アルバを身に纏った、同じ信者で1つ歳下の
羽田尊(はだたける)が私を探しに来た。
腕時計を見ると、入祭まで10分切ってる!
ホントにまずい!
「あ、色々生意気なこと言っちゃってごめんなさい!
私、ちょっと急ぐので!」
「愛、急げ!先行くぞ!」
尊に急かされて、私は控室へ向かった。
鈴木神父に急いで挨拶をし、アルバを纏う。
長い髪をいつものようにハーフアップにまとめる。
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