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すっごく可愛くて、美央のキュートなイメージにピッタリだと思ってた。
「え? え? いいの⁉︎
ブーケトスは⁇」
「いいの。
愛に貰ってもらうのが私の幸せ。
次は愛の番だから。」
「そうだよー。
美央のブーケは愛が受け取らないとな。
俺も、次は愛に幸せになってほしい。」
斎くんまで…!
「ありがとう…
すっごく嬉しいよ!」
2人の気持ちが嬉しかった。
たとえ、今は相手がいなかったとしても。
ありがたく受け取ることにする。
幸せのバトン。
ブーケ効果があるといいなぁ…。
海辺のチャペルでの式の後は、隣接したホテルの本館へ移動だ。
これから披露宴が行われる。
海辺と言っても、高速を飛ばせば、自宅にも1時間ちょっとで帰られる距離。
でも、今日は斎くんのお言葉に甘えて、ホテルに一泊滞在させてもらう。
親族の参列者の中には、披露宴後すぐに帰る人もいれば、ゆっくり滞在していく人もいる。
前者の大半は兄のように家族で参列している人たち。
着替えのための部屋は取っているけど、明日の日曜日、子供達に予定が入っているため、披露宴後は引き上げる。
その点、独身者の私は自由だ。
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