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「やだっ!忘れてた!」
私は、慌てて立ち上がった。机に向かって、一緒に仕事をしていた皆がキョトンとした表情で私を見た。
「清子さん、どうしたの?」
リーダーの南さんが不思議そうに尋ねる。
「大変!由美の…いえ、娘のお迎えの時間なの。忘れてた!」
「やだぁ、清子さんってば」
彼女は、私の言葉にとっても可笑しそうにコロコロと笑った。
「まだ、そんな時間じゃないわよ。慌てなくても大丈夫」
「あっ、あれ?そうだっけ?」
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