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いつの間にそこにいたのか。
真っ黒なスーツを着て、青白い顔色をした、
細身の男が立っていた。
「はぁ……あの……」
「失礼致しました。私、こういう者です」
男は、
『臨死案内係 黒星』
と書かれた真っ黒な名刺を差し出してきた。
「……臨死? 臨死だって!?」
俺は……まだ死んでいないのか!?
これは……夢を見ているのか??
「林様、臨死状態の方は、まだこの世に生き返ることが出来ます」
「生き返られる……?」
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