プロローグ

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー シストへ フルーレを守れなくてごめんね...でも暗い気持ちにはならないで... 君のお母さんにはそう伝えてって言われてるんだから... フルーレは「シストなら出来る…私の自慢のあの子なら…」って言ってたんだから... 私で良いなら手伝うから...それに今もシストよりは強いからね。 それでさらに強くなって裏切り者を一人残らずぶっ倒す! それくらいの気持ちなら何とか出来るはず。 キャラが合ってないなんていうのは無しね。 迎えに行くまでに少しでも強くなっててくれてれば助かるかな。 準備は絶対に忘れないでね! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 適当なのか字が所々少しだけ滲んだり歪んだりしていたが、理由は分からない でも本当にお母さんが…せめて最後くらいは…会わせて欲しかった…… もしかしたら助かったかもしれない...... 置いて行くなんて酷いよ... 「お母さん...」 やっぱり受け入れられないよ...... みんな...何故ここまでに強いのだろう... 私が前向きになんて無理だよ...無理言わないでよ...... こんな非力な私に期待しないで...... どうせ私なんて今の力じゃ生きていくのも無理なのに... こんなのは嫌...もっともっと一緒に居てよ...置いて行かないで... 私が何をしたって言うの............ やっぱり...現実を見るなんて...したくない... 何を考えたって現状は変わらないよね...... もう寝よう......考えたくもない...... シストは黒い箱を仕舞ってベッドの上で横になった そして瞬く間に眠りについた
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