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⑴
「なぁ‥‥‥。」
「ん?どうしたんだ?」
「‥‥‥首」
「首?首に何か付いてるか?」
只今、風紀委員室に俺の恋人であり副委員長の原本圭吾と2人で居る。
他の役員は例の転校生がやらかした事件を捜索に行ってる。
その例の転校生が来る前までは平和だった学園もやつが来てから変わってしまった。生徒会は転校生に引っ付きまわっていてまともに活動していない。活動してないイコール仕事が溜まる一方だ。
その仕事が風紀にまわってきて風紀全体で仕事に追われていた。今もやっと今日提出分まで終わり、一息ついているとこだった。
見つけてしまった。
俺らの関係は、学園公認のものだが圭吾の人気は始めから変わらない。むしろ、俺と付き合い始めて圭吾が可愛くなったらしくファンが増えたみたいだ。
そのせいか皆に自分のだと見せつけるために、どこでも構わず後ろから抱きつくのが癖になっていた。後ろから抱きつくと圭吾の首筋が良い匂いで癖になってしまった。
仕事も一段落ついたから落ち着くために後ろから抱きしめたため、見つけてしまったのだ。
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