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わたしはアミ・トゥインクリーナ。
普段はあるお屋敷のメイドをしているんだけど、困った事があると、さっと変身して、得意の魔法で万事解決!
あ、もちろん、誰にも気づかれないように、そっと行うんだけどね。
だって、わたしが「魔法少女 トゥインクリーナ」なのは内緒だから。もし、知られちゃったら魔法の国に帰らなくちゃならないの。
でもね、お屋敷のスチュワート坊ちゃまは、何か勘付いているみたい。気を付けなくちゃ。
「……またこう言うネタかい……」
編集長はため息をついた。
「魔法少女はね、もう掃いて捨てるほどなんだよ。有り余っているんだよ。もっと新しいアイディアは無いのかね?」
編集長は印字された企画書をぐしゃっと握りつぶすと、ごみ箱へポイと捨てた。
「そう言われるかもと思って、別の企画も考えました」
オレは企画書をもう一枚出した。
わたしはアミ・トゥインクリーナ。
普段は家庭の主婦をしているんだけど、困った事があると、さっと変身して、得意の魔法で万事解決!
あ、もちろん、誰にも気づかれないように、そっと行なうんだけどね。
だって、わたしが「魔法熟女 トゥインクリーナ」なのは内緒だから。もし、知られちゃったら魔法の国に帰らなくちゃならないの。
でもね、高校生の息子のスチュワートが、何か勘付いているみたい。気を付けなくちゃ。
「馬鹿野郎! いい加減にしやがれ!」
編集長はオレを企画書ごとぐしゃっと握りつぶすと、ごみ箱へポイと捨てた。
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