南条×小宮

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 こちらからしようと思っていたのに、先を越されてあたふたした私は、それでも頑張って南条さんの頬にキスを返す。南条さんはほんの少し眉を上げ、驚いた表情を見せた。 「やはり……けっこう酔っていますか?」 「いえ! わりとしっかりしています!」 「ハハ、そうですか」  今日、初めて声を出して笑った南条さんは、 「よろしくお願いします」  そう言って、私の頭を撫でてくれたのだった。        
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