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期待は想像を絶する絶望を連れてくる。
僕の身体はそれでも君に期待して
粉々になるまで打ち砕かれて
形にならないまま這いずり回る。
君はそれを、さも面白い事かのように、片方の口角を引き上げて愉快そうに鼻を鳴らす。
絶望はどこからやってくるのか。
それは己の中に居て
引き摺り出せども
腹の中で
増殖する。
まるでコントロールの利かない激情。
絶望の後には、フツフツと湧き上がる怒りが宿る。
そう
最終的には
君へ向かう怒りに変わる。
僕は君に許されたいのに
君は僕を
許さない。
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